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2016.08.01
本館西日本館ICOM(国際博物館会議)ミラノ大会に出席しました。
2016年7月、民音音楽博物館はICOM(国際博物館会議)ミラノ大会に出席致しました。
ICOMには、世界の名だたる美術館・博物館が加盟しています。1946年に発足し、136ヵ国、35,000以上のメンバーがいます。地球規模で博物館と博物館専門家を代表する団体として、ユネスコと協力関係を保ち、国連では経済社会理事会の諮問資格を有しています。
ICOMには、国別に組織された118の国内委員会と、博物館の様々な専門分野に即して組織された30の国際委員会があります。民音音楽博物館はCIMCIM(楽器の博物館とコレクション国際委員会)に所属しております。
それぞれに総会や年次会合などを開催し、博物館にかかわる情報の交換や知識の共有が図られています。また3年ごとに、すべての委員会が一堂に会する大会が開催されます。このほか、専門委員会として、博物館の倫理に関する問題や、紛争や災害等の緊急時における対応を検討する委員会も設けられています。
大会は、「博物館と文化的景観」をテーマに、世界130ヵ国から3,000人の参加者が、そしてイタリアミラノのボランティアスタッフが1,000人という壮大な人数でおこなわれました。開会はICOM会長ハンス・マーティン・ヒンズ博士のスピーチで幕開けし、イタリア政府の高官の方々、地域の歓迎等素晴らしい会でした。言語は英語、フランス語、スペイン語、イタリア語のヘッドホン通訳です。アーティストでもある、建物等を何でもラッピングする事で有名なクリストがkeynote speaker(基調講演者)に選ばれ、講演では活発な質問会がおこなわれました。翌日以降は、30の分科会がそれぞれの会場に分かれて1週間の日程で開かれました。
このICOM世界大会、3年後の2019年には日本での初開催が決定しており、場所は京都市で行われる予定です。
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