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ごあいさつ

一般財団法人民主音楽協会(通称:民音)は、1974年(昭和49年)、創立10周年事業の一環として、「教育、学術および文化の発展に寄与する」ことを目的としたライブラリーを中心とする『民音音楽資料館』を創設し、運営してまいりました。

 1997年(平成9年)、民音が現在の東京・信濃町へ移転したのを機に、『民音音楽資料館』は展示部門を併設・拡充しました。そして、さらなる音楽文化への貢献と文化事業の充実をめざし、2003年(平成15年)12月25日、東京都の登録博物館の認可を受けるに至りました。

 『民音音楽資料館』は、その設立から30年を迎えた2004年(平成16年)5月、名称を『民音音楽博物館』と改め、世界でも数少ない音楽博物館として、新たなる歩みを開始いたしました。さらに2012年(平成24年)4月には兵庫県神戸市に西日本館を開設、2014年11月には民音研究所を付属し音楽博物館の機能を拡充しました。

 現在まで収集された音楽資料は、ライブラリー部門と展示部門とをあわせて30万点を超えております。音楽研究者、演奏家はもとより、音楽を愛好する団体や個人の方々にご愛顧を賜り、年間の来館利用者は、展示部門でおよそ10万人、ライブラリー部門が約1万人にまで達しております。

 『民音音楽博物館』は、これからも音楽文化の発展と興隆に寄与するとともに、音楽の喜びを享受する場として開かれた音楽博物館をめざし、より一層の充実を期してまいる所存です。

 結びに、今後とも、関係各位の皆さま方のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

民音音楽博物館