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世界の民族楽器を鳴らしてみよう 当館の楽器分類は、音を発する振動源が何であるかを区分した「4分類法」を採用しています。 世界の民族楽器を鳴らしてみよう 当館の楽器分類は、音を発する振動源が何であるかを区分した「4分類法」を採用しています。

弦鳴楽器

弦鳴楽器は、胴体に張られた弦の振動によって音を出す楽器です。
弦をバチで打って鳴らすもの、指などで弾き鳴らすもの、弓で弾くものなどがあります。
弦には植物や羊の腸、革、鉄などの金属や、ナイロンなどさまざま素材でできています。

気鳴楽器

気鳴楽器は、管に息を吹き込んで演奏する楽器です。
吹き込んだ息は「リード」呼ばれる部分を震わせることによって、
その振動が管を伝わり音がでます。
「リード」には4つの種類があります。
①1枚のリードをふるわせて音を出す(シングル・リード/クラリネット属、ハーモニカ属)
②同じリードを2枚ふるわせて音をだす(ダブル・リード/オーボエ属)
③息を鋭く当てることで管の内部の空気をふるわせて音をだす(エア・リード/フルート属)
④くちびるを震わせて音を出す(リップ・リード/トランペット属)

膜鳴楽器

一般的に「太鼓」と呼ばれている楽器の種類で、筒やおわんの形をした胴体に貼られた膜(ヘッド)をたたいて音を出す楽器です。
筒の型をした胴体の場合は、筒の一方の口だけに膜を張った楽器と、両側に膜を張った楽器があります。

体鳴楽器

体鳴楽器は、弦や膜などを用いることなく、楽器そのものを「たたく」「こする」「ふる」「うちあわせる」ことによって音が出る楽器です。
楽器となる材料の種類はたくさんあり、金属や木だけでなく、木の実や竹、大きな豆のさやが使われ、中には動物の爪や骨などを使った楽器もあります。
「たたく」「こする」「ふる」「うちあわせる」ことによって音が出れば、何でも楽器として使うことができます。

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世界の楽器 World Musical Instruments

私たちの住む世界には、無数の楽器があります。それらの中には、古代ギリシャの壺絵やエジプトの墓所壁画などに描かれた竪琴やラッパの奏楽風景にも見られるように、人類の悠久とも思える歴史の中で育まれ、変遷し、今日に伝えられた楽器が数多くあります。その意味で、世界の楽器は人類が生んだ偉大な音楽文化の遺産といえるでしょう。当館では、古代文明発祥の地(中国やインド、メソポタミアやエジプトなど)で誕生し、文化交流を通して世界中に伝播した楽器とともに、ヨーロッパやアフリカから、海を渡って伝わったラテンアメリカの楽器など、世界の音楽文化圏に現存する楽器の一部を展示しています。民族楽器を通して、 異なる宗教、言語、政治、自然環境が生む多彩な文化や民族性を概観していただければ幸いです。

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