6月18日（木）、民音音楽博物館ミュージアムホールにおきまして、文化講演会「私たちと音楽の約束」を開催致しました。

　この講演会には、ナビゲーターとして、プロデューサー・音楽評論家として時代を牽引し続ける立川直樹氏と平原綾香の「JUPITER」を生み出した作詞家で作家でもある吉元由美氏を迎え、キーボード奏者の和泉宏隆氏、作曲家の丸尾めぐみ氏のピアノ演奏が舞台に彩りを添えました。

　戦後の日本の音楽をテーマに、ビートルズをはじめとした、日本に入ってきた洋楽、それに呼応するように生まれた日本の音楽の数々。ラジオから聞いて、音楽に熱狂した時代から媒体・音源の変化による現代のミュージックシーンまでを、ユーモアを交えながらトークが進みました。

最後に音楽の持つ力に言及し、戦争や震災の陰で人々の心に希望の灯をともしてきた音楽の果たした役割に触れ、音楽の持つ「時代性」「普遍性」の大切さから、未来へ引き継いでいかなければならない音楽の必要性を訴え、講演会を終了いたしました。

秋には今回の講演会に関連いたします企画展示並びに第2回目の講演会も予定しております。詳細は改めてお知らせいたします。