8月23日（土）、民音音楽博物館ミュージアムホールにて、民音音楽博物館主催の文化講演会「戦場に音楽の架け橋を―指揮者・栁澤寿男の挑戦」を開催しました。

栁澤寿男氏は2000年、民音が主催する東京国際音楽コンクール＜指揮＞に第2位入賞し、その後、数多くの国内のオーケストラで客演。現在コソボフィルハーモニー交響楽団の首席指揮者として活躍されています。またバルカンの民族共栄を願ってバルカン室内管弦楽団を設立。同楽団の活動は旧ユーゴスラヴィア崩壊後の断絶された文化圏の架け橋ともなっております。

氏は、民族の対立の悲劇が、人と人とが出会い共に活動していく事で、信頼へと変化していくさまを紹介。世界平和への思いを語り、その架け橋としての音楽の重要性を熱く語りました。参加者からは、「人と人とが出会う事が大切とのお話が心に響きました。」等、感動の声が多く寄せられました。