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2009.09.14

本館 新企画展「子守歌の世界」展を開催する運びとなりました。

この度、民音音楽博物館では企画展として「子守歌の世界」展を開催する運びとなりました。

会期:2009年9月18日(金)~12月13日(日)
会場:民音音楽博物館・2F展示フロアー
主催:財団法人 民主音楽協会
協力:北名古屋市歴史民俗資料館
   株式会社 アトリエみちこ

「子守歌」は、人が生まれて初めて耳にする歌であります。その詩は、わが子の安らかな眠りと健やかな成長を願う、母の愛情と切なる祈りが込められています。
庶民が歌い継いできた「子守歌」の短い言葉には、純粋で、慈しみに満ちた精神が表れています。「子守歌」の抒情は、シューベルト等の偉大な作曲家にも影響を与えて芸術的な「歌曲」の一分を形づくり、世界中でこよなく愛されるものとなりました。

 “ララバイ”(子守歌)が、一般的には母から子への“ラブ・ソング”であるのに対して、“日本の子守唄”は独特で、例えば『五木の子守唄』に代表されるような子守娘の辛い労働歌として形成されたものでありますが、その心情は、日本人の思いやりや優しい気持ちにほかなりません。

 今回の企画展は、日本と世界の代表的な「子守歌」や「歌曲」をはじめ、あまり知られていない外国のユニークな「子守歌」をご紹介いたします。あわせて、懐かしい子どもの遊具・育児用品と「子守歌」にまつわる文献資料などの展示を通じて、明るく温かな「子守歌の世界」をお届けいたします。

 本展がご鑑賞の皆様に「子守歌」の魅力に触れる好機として、素晴らしい音楽文化との出あいとなりますよう、心より念願しております。

 結びに、本展開催にあたりまして、ご協力並びにご支援を賜りました関係各位の皆様に衷心より御礼申し上げます。

民音音楽博物館の公式サイトはこちら

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