HOME > コレクション > クレメンティ キャビネット・ピアノ
[英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)]
製作者:ロンドン、クレメンティ社
製作年:18世紀末~19世紀初頭
サイズ:全長=114㎝、幅=54.5㎝、高さ=263㎝
音域:C~c⁴、73鍵
両開きの扉を有していることから通称「キャビネット(箪笥)ピアノ」と呼ばれていますが、グランド・ピアノの弦の部分を縦にした竪型ピアノで、その形状から「ジラフ(麒麟)ピアノ」とも呼ばれています。低音弦には特殊な捲弦が張られた貴重なピアノです。
ジラフ・ピアノ(またはキリン・ピアノ)は、アップライト型への最初の先駆けとなったタイプです。その名は長い首の上に頭がのっているような形からきたと言われています。それはグランド・ピアノをそのまま垂直に立てたような形で、その前面に鍵盤を付け、その内部にアップライト型のメカニックをいれて、ハンマーは横から打つことになる方式です。
本館展示中
[その他の鍵盤楽器]