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アントン・ワルター

[オーストリア共和国]
製作年:ウィーン 1795年
サイズ:全長=221㎝、幅=103㎝、高さ=81㎝
音域:F₁~c⁴、68鍵

世界でも貴重な文化遺産といえるアントン・ワルターのピアノは、タッチが軽快で音色も明るく、モーツァルトも好んで使用したといわれています。またハイドン、ベートーヴェン等にも高い評価を受けました。黒鍵と白鍵の色が逆になっていること、ペダルは膝で押し上げるニーレバーとなっているところが大きな特徴です。

モーツァルトとワルター
モーツァルトがウィーンで没するまで使っていたピアノは1780年頃、ウィーンで製作されたアントン・ワルターです(音域はF₁~f³の5オクターブ(61鍵)、ニー・ペダル)。ウィーン時代のピアノ曲、ピアノ協奏曲はすべてこのピアノで作曲されました。また1784~85年頃に開催された「予約演奏会」には、このピアノが会場や劇場に運ばれて演奏されたそうです。

本館展示中

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