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2015.05.28

本館西日本館「音楽と平和」を徳島市で開催しました

5月24日(日)、民音音楽博物館主催による文化講演会「音楽と平和」が、徳島市内にある「徳島県立21世紀館」にて行われ、約150名の皆様にご来場いただく中、盛大に開催されました。

講演会では、愛媛県音楽協会会長であり、カザルス合奏団代表兼音楽監督を務めるチェリスト・上田真二氏を講師としてお迎えし、氏の生い立ちから音楽との出逢い、そして音楽留学をはじめ世界中の演奏活動を通したエピソードなどを中心に「音楽を通じて平和への思いを感じてほしい」と、講演されました。

特に、プエルトリコへの音楽留学では、世界的名チェリストである“パブロ・カザルス”氏に師事し、音楽家としても人生においても、大きな影響を受けたという貴重なお話をはじめ、上田氏が世界各国で演奏活動をする中で体験された数々のエピソードを通し「音楽家は平和の語り部である」との確信に至ったこと、そして師であるカザルス氏が常々語っていたという「自分の故郷や国を愛せない人がどうして立派な音楽家、人間になれるだろうか」との言葉を胸に帰郷し、日本全国で精力的に音楽活動を展開する中で、日本で新たに経験した数々の感動的なエピソード等、約1時間にわたり講演をしていただきました。

また、講演会終了後には参加者の代表からいくつかの質問がなされ、それに応える上田氏の言葉から、音楽に対する情熱や若い世代への思いが伝わってきました。

そして上田氏は最後に「目に見えない、手で触れられないものこそが最も重要であり、だからこそ音楽が平和にとって最も重要なのです」と熱く語られ、講演会は閉会しました。

参加者からは、「平和の大切さがよくわかりました。音楽は世界共通語。私たちも共に平和を願っていきたいです」「音楽と平和が切っても切れない関係にあることをわかりやすく話してくださり、有意義な時間を過ごすことが出来ました」等、多くの感動の声を寄せて頂きました。

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