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コラード&コラード

[英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)]
製作者:ムツィオ・クレメンティ&フレデリック・W.コラード 
製作年:1848年
サイズ:全長=182㎝、幅=74㎝、高さ=92㎝
音域:F₁~g⁴、75鍵

クレメンティとコラードの合資会社が製作したスクエア・ピアノです。この時期はピアノの革新期で、製作者、ピアニスト、作曲家等が理想のピアノを追求した時代でした。

スクエア・ピアノは、弦が水平方向に張られているので、竪形タイプではなく、平型に属します。その実用性と軽便さにより、19世紀年間に普及しました。スクエアとは四角い板、食卓という意味で、スクエア・ピアノの形にもいろいろあり、簡単なものは音域が4~5オクターブのペダル1本というものもあり、鉄骨を使った巨大なものや贅を尽くした美術工芸品的なものもあります。作られ始めた時期には諸説があり、はっきりしませんが、18世紀の終わり頃からロンドンでは盛んに造られています。アメリカでは19世紀末から1900年頃まで鉄骨を使った大型のスクエア・ピアノが量産され、明治の初め音楽取調掛時代にアメリカから日本に輸入されたものもこのピアノでした。

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