音楽博物館


インド特別展

 
民音では、日印国交樹立50周年記念として、インド古典舞踊「リーラ・サムソン」公演を実施するにあたり、民音文化センターにおいて「インド特別展」を開催する運びとなりました。
世界四大文明の発祥地のひとつとしてのインドは、釈迦、タゴール、ガンジー等の偉大な“精神の巨人”を誕生させた国、そして、日本に大きな恩恵を与えた国として私たち日本人を魅力のとりこにして参りました。
民音の創立者、池田大作氏も1961年2月、インドを初訪問し、その帰途、世界平和のための文化交流の重要性に思いをいたし、民音の創立を着想いたしました。
民音創立以来、はや39年。その間、インドとの文化交流は20回を数えます。インドからの招聘が16演目、日本からインドへの芸術家派遣が2演目、シルクロードの音楽舞踊考察団の派遣が2回、そのどれもが誠に貴重で深い意義を持ち、日本の音楽文化に大きな影響を及ぼすものであったと言えましょう。
この間、インド政府ならびにICCR(インド文化関係評議会)の関係の皆様には多大なご尽力を賜り、心から感謝いたしております。
今回の展示では、その交流史の一端と、インドの代表的な楽器類もあわせてご覧いただければと思っております。
最後に、ご協力いただきましたインド大使館の方々をはじめ関係者の皆様に衷心より御礼申しあげます。

  2002(平成14)年9月
  財団法人 民主音楽協会

1961年2月 民音創立者、池田大作氏 インド初訪問。インドからの帰途、世界の文化交流を目指す「民音」の創立を着想。
1963年10月 池田大作氏、民音を創立。
1972年8月 ランガ・スリ インド舞踊団(民音アジア舞踊シリーズ2)
[インド独立25周年記念公演]24回公演
1973年4月 菊の会 派遣
インド国内で12回公演
1977年7月 第1次民音シルクロード音楽舞踊考察団(小泉文夫団長)派遣
1979年7月 シルクロード音楽の旅(1)歌編「遥かなる歌の道」(ニルマレンドゥ・チョードリー:ベンガル民謡歌手 他)19回公演
1982年7月 第3次民音シルクロード音楽舞踊考察団(小泉文夫団長)派遣
1983年7月 シルクロード音楽の旅(3)舞踊編「胡旋舞の道」(ウマ・シャルマ:舞踊手 他)25回公演
1988年4月 インド祭「インド民族音楽の祭典」(グルミート・パワ:歌手 他)21回公演
1988年5月 インド祭「インド古典音楽の世界」(ビームセン・ジョーシー:歌手 他)5回公演
1988年10月 インド祭ファイナルコンサート(L.スブラマニアム、パラニベル、ザキール・フセイン他)2回公演
1989年5月 民音インド祭記念CDセット(キングレコード)発売
1989年8月 「インド悠久の歌と舞」(バンダナー・スリーニヴァーワン:団長 他)6回公演[ネルー初代インド首相生誕100年記念]
1990年8月 「インド音楽と舞踊の夕べ」(ICCRインド文化関係評議会派遣)(スリラン・インド芸術センター)2回公演
1991年12月 「インド、その華麗なる舞踊と音楽」(ICCR派遣)(ソーナル・マンシン舞踊団、ラヤ・ラーヴァニヤ)6回公演
1993年3月 藤舎名生、藤舎呂悦、三橋貴風、沢井一恵 邦楽アンサンブル派遣 インド国内で6回公演
1993年11月 母なる大地に捧げる詩「インドの舞踊と音楽の真髄」(ICCR派遣)(アラメル・ワッリ:舞踊手 他)9回公演
1997年9月 インド舞踊芸術団(ICCR派遣)(ラーマ・ヴァイディアナータン 他)9回公演
1997年10月 日印友好文化祭[インド独立50周年記念] 2回公演
1998年5月 「インド古典舞踊とシタールの世界」(ICCR派遣)[インド独立50周年記念](マラヴィカ・サルッカイ:舞踊手、シャミーム・アームド・グーラム・カーン:シタール)3回公演
2000年1月 「魅惑の古典舞踊と幽玄の響き」(ICCR派遣)(バジャン・ソポリ:サントゥール、ラージャ&ラーダ・レッディ舞踊団)4回公演
2001年9月 インド・ミュージカル「ムトゥ愛の冒険」(ラムジー、サンギータ、カリヤン 他)21回公演
2002年9月 魅惑のインド古典舞踊 リーラ・サムソン5回公演[日印国交樹立50周年記念]