ショパン生誕200年展

財団法人 民主音楽協会(民音)では、2010年に生誕200年を迎えた"ピアノの詩人"フレデリック・ショパンの生涯と作品を紹介する企画展として「ショパン生誕200年展」を7月11日(日)まで、民音音楽博物館・2F企画展示室にて開催しております。

2010年は、天才作曲家フレデリック・ショパンがポーランドに生まれて200年目の年になります。作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占めたことから"ピアノの詩人"と称されるショパンは、幼い頃から他を圧倒する音楽の才能を誇りました。青雲の志を抱き、郷愁を胸に秘めつつ芸術の都・パリでの華々しいデビューが成功し、一躍時の人となります。その繊細で華麗なピアノ演奏はもちろん、彼の指先から紡ぎ出されるピアノ作品の数々はロマン派のひとつの頂点に達し、聴衆を恍惚とさせ、熱狂させずにはおかないものでした。小さい頃から病弱だったショパンは絶えず肺疾患と闘いながらも多くの名曲を生み出しましたが、1849年10月17日、39歳の若さで、パリで永眠しました。

今回の企画展では、ショパンの生涯と作品を紹介します。ショパンが愛用したものと同型のプレイエル・ピアノ(1837年製)や、直筆の楽譜(複製・初公開)などを展示するほか、ショパンと同時代を生き、関わりの深かった人物にも光を当て、200年の時空を超えてショパンの人物像に迫ります。

概 要
【名   称】 2010年企画展「ショパン生誕200年展」
【会   場】 民音音楽博物館・2F展示フロア
【住   所】 東京都新宿区信濃町8番地(JR信濃町駅 徒歩3分)
【期   間】 2010年1月1日(金)~7月11日(日)
【開催時間】 11:00~16:00(平日・土曜)
10:00~17:00(日曜・祝日)
【休 館 日】 毎週月曜(月曜日が祝日の場合は翌日が休館日)
【料   金】 無料
【お問合せ】 民音音楽博物館 03-5362-3555
 
以下の動画で「ショパン生誕200年展」の概要ををご視聴いただけます。
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フレデリック・ショパン(1810~1849)
ショパン生誕200年展

ポーランド出身のロマン派を代表する作曲家の一人。4歳頃からピアノを弾き始め、16歳でワルシャワ音楽院に入学、3年後首席で卒業。22歳の時パリでのデビュー・リサイタルが成功後は、39年の短い生涯のほとんどをピアノ曲の作曲に捧げ、"ピアノの詩人"とも呼ばれる。
プレイエル・ピアノ 
プレイエル・ピアノ

ショパンが恋人ジョルジュ・サンドと暮らしたフランスの小さな村「ノアン」で、 よく弾いていたのがプレイエル・ピアノです。ショパンの傑作と言われる作品は、ノアンで過ごした期間に次々と作られており、ショパンは終生このピアノを愛用しました。展示品はショパンが愛用したものと同型のものです。
ショパンの左手の石膏型
ショパンの左手

石膏製のショパンの左手像。39歳の若さでパリで息を引き取った際に取ったもの。実際の大きさや手のつくりが分かります。