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2017.02.10

本館第30回ミュージアムコンサートを開催いたします

【日時】
2017年3月4日(土)
①11:45a.m.~12:15p.m.
②1:45p.m.~2:15p.m.

【会場】
民音音楽博物館メロディーホール

【出演者】
大矢素子(オンド・マルトノ)、松本望(ピアノ)

※入場無料

~オンド・マルトノとは?~
1928年にフランスで発明された電波楽器 で、音楽家・電気技師でもあったモリス・マルトノ(1898~1980)によって発明されました。オンド(Ondes)はフランス語で「電波」を意味し、マルトノ(Martenot)は発明者であるモリス・マルトノの名前からとったものです。フランスをはじめとする多くの作曲家達に取り上げられてきており、メシアンやジョリヴェ、ミヨー、オネゲルといった作曲家により数多くの作品が生まれています。クラシック音楽だけでなく映画やCMなど様々な場面でオンド・マルトノの音を耳にすることができます。

【プロフィル】
大矢素子(おおやもとこ)(オンド・マルトノ )
英国生まれ。演奏、研究の両面からフランス現代音楽への近接を図る。オンド・マルトノを原田節(ハラダ タカシ)、V=H・アルトマンの各氏に師事。東京藝術大学在学中にロータリー国際親善奨学生として渡仏し、パリ国立高等音楽院に入学。平成20年度文化庁新進藝術家海外派遣制度研修員として研鑽を積み、2009年同音楽院オンド・マルトノ科を最優秀(首席)で卒業。帰国後、2011年オペラシティB→C(第132回)、FM「リサイタル・ノヴァ」に出演のほか、文化庁主催「明日を担う音楽家たち」(2013年、藤岡幸夫指揮)においてジョリヴェのオンド・マルトノ交響曲を演奏するなど、活発に演奏を行っている。音楽学では、マルトノの思想研究により博士号取得(2012年、東京藝術大学)。また、2014年NHK Eテレ「スコラ 坂本龍一音楽の学校―電子音楽編」に特別講師として出演し、好評を博すなど、多彩な活動を展開している。東京藝術大学教育非常勤助手および専門研究員を経て、現在、同大学非常勤講師。研究領域は「20世紀前半のヨーロッパにおける電子楽器開発史」
『アクティブ・リラクゼーション』(モリス・マルトノ著 大矢素子邦訳 春秋社2004)
『オンド・マルトノの開発史とその作品』(東京藝術大学博士論文)
「BtoC 大矢素子 オンド・マルトノ」(第132回)出演
「スコラ 坂本龍一音楽の学校 電子音楽編」ゲスト講師として出演(2014年)など


松本 望(まつもと のぞみ)(ピアノ)
北海道出身。東京藝術大学作曲科卒業、同大学院修士課程作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科首席卒業(審査員の満場一致による)。これまでに作曲を土田英介、尾高惇忠の各氏に、ピアノを三角祥子、北島公彦、浜口奈々、E.Berchotの各氏に、伴奏法をJ.Koerner氏に師事。
2000年PTNAピアノコンペティション・ソロG級全国大会銀賞。2003年東京文化会館主催合唱作品作曲コンクール最優秀賞、受賞作をはじめ自作曲集、編曲集等の出版多数。2007年第4回リヨン国際室内楽コンクール(フランス)第1位及び特別賞(ヴァイオリンとピアノのデュオ)。2008年度文化庁新進芸術家海外留学制度派遣研修員。2009年第55回マリア・カナルス国際音楽コンクール(スペイン)・ピアノトリオ部門第1位。
在学中より作曲と演奏の両分野で活動を展開し、作曲では近年、全日本合唱コンクールやNHK全国学校(合唱)音楽コンクールの課題曲の作曲者となり注目を集める。演奏ではアンサンブルを中心に活動、国内外のアーティストと共演を重ねている。現在、国立音楽大学ピアノ科、洗足学園音楽大学作曲科、各非常勤講師。



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